昨日のワイドショーで大沢樹生さんが息子と思い込んで16年間育てた後DNA検査を実施、その結果から親子関係にないと立証された元妻である女優の喜多嶋舞さんの息子さんが交際中の女性に暴行したとして逮捕された事件がありましたが、私の取扱った調査案件でも、不貞行為をしていた奥さんとの離婚協議で、子供のDNA検査を要求しその結果、依頼人であるご主人とは血縁関係に100パーセントないと判定され親子関係を法的に取り消した事案を思い出しました。ご依頼人のご主人は薄々疑いを持っていたと言われていましたが2年間自分の息子として育て接してきた子供が妻の浮気の末でできた子供と確定したことはやはりかなりのショックだったようです。
私たち探偵は浮気調査を主な生業にしている特殊な職業です。時に浮気がもとで起こりうる残酷で悲惨な結末を目にすることもめずらしくありません。
今回の大沢さんとの親子関係の取り消しも16歳という多感な時期に自分のアイデンティティを全否定されるような現実をどのように受け止め消化してきたのか、彼の精神状況を考えた時にたまらない気持ちになりました。
今回の傷害事件が親子関係の取り消しと何か関係があるかはわかりませんが彼の人格や性格を形成していく上で何らかの影響があったのではないかと思わずにはいられません
浮気調査を実施して真実を確かめ問題を解決する。その結果、浮気相手と別れさせ元のさやに戻る。こんなハッピーエンドだけではありません。真実を知るということは、時として残酷で酷い結末もあり得ます。しかし真実から目を背け、バカになって生きていけないのであれば真実を確かめることで人生を前に進めていくことが重要ではないでしょうか?